【講演&実習】 理事長 大塚訓平が八芳園(港区白金台)様にて新入社員研修を担当させて頂きました。

更新日時:2015.4.1
4月1日、満開の桜の中、東京、白金台の老舗結婚式場である八芳園様の新入社員研修を担当させていただきました。
午前中は代表の大塚が「社会人としての心構え」、当法人のメンバーで八芳園様の顧問でもある大貫学人氏からは「諦めない心」というテーマでマインドアップセミナーを行いました。

講演①

講演②

午後はプライオリティゲスト対応のための車いすアシスト研修を実施しました。
館内では車いすの扱い方から段差の上げ下げまで行いました。初めて車いすを扱う方も多かったようです。皆さん真剣に取り組んでくださいました。

段差

特に階段でのリフトアップ(車いすを持ち上げる)に関しては、4人から徐々に1人ずつ減らしていくことで「忙しいから助けが1人しか来ない!」といった職務中の様々な場面を想定した訓練を行いました。「1人でもなんとかなるんだ…!」という驚きの声を多く聞くことができました。こういった経験は接客業に携わる方々にとって大きな強みになるかと思います。

おみこし

さらに館外では実際に全員が車いすに乗り、坂の上り下りを体験し、日常の危険を実感して頂きました。これは車いすユーザーならではの視点を知ってもらうことはもちろんですが、同期が親睦を深め「仲間意識」を育てることも目的としています。
当初、「こんな急な坂登れない!無理!」という声も多かったのですが、同期で「頑張れ!」と励まし合いお互いの姿を見ることで、なんと全員が諦めることなく自分の力のみで乗り越えることができました!

実習①

実習②

こんなに急な坂道でした。普通に歩いても足が重く感じます。車いすに乗ることで腕の力の大切さがわかりますね。

坂



困難な場面ほど共に取り組むことが必要になると思います。今回の研修を通してアクセシブルな社会を共に創っていくことができれば嬉しいですね!
アシスト方法はただ勉強するだけでは身に付きません。身をもって体験することはもちろん、普段は当たり前にできていることを「出来ない」と感じることがお互いの理解への第一歩になります。


今後、NPO法人アクセシブル・ラボでは企業様・団体様、自治体様向けの研修を強化していきます。今まで通りアクセシブル化(バリアフリー化)、覆面調査等のご相談はもちろん、当事者ならではの視点で様々なコンサルティングにも注力します。このような取り組みにご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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