代表理事:大塚訓平が市貝町立市貝小学校の学習プログラムに参加させて頂きました。

更新日時:2016.1.25
市貝町社会福祉協議会様と共同で、市貝町立市貝小学校の学習プログラムの講師を代表理事の大塚が務めさせていただきました。

集合

始まりは昨年11月24日、まずは導入として座学と室内でのバリアを想定した車いす体験を行いました。

市貝小学校11月

市貝小学校11月2

これは学校向けの新しい取り組みで、学校の学習指導案を尊重しつつ学習プログラムを立案しています。
さらには地域社会との連携・協働も図ることができる『福祉共育』という取り組みです。

学習プログラムは以下のようにしっかりと回数を重ねて知識・技術を身に着けることのできる内容となっています。
『導入 (地域のバリア)をテーマに』
『展開1(車イスを使っての室内と屋外の実践)』
『展開2(障害者等用駐車場について)』
『展開3(車の乗り降りとスペースについて)』
『まとめ(全授業の振り返り)』

そして1月25日は、屋外へと飛び出して実践形式で行いました。
場所は市貝町の観光資源で様々な方が訪れる機会のある「道の駅」です。

多機能トイレについては、一人ひとりが気づきを知識にできるよう少人数に分けて、チェックシートを用いてチェックしていきます。
山口先生
市貝小学校1月

障害者等用駐車区画の確認や屋外ならではのバリアを車いす視点で体験しました。
駐車区画

通常であればトイレ前にある駐車区画ですが、ちょうど当日から工事が始まることに。
そんなハプニングも、スロープ(坂道)の体験ができる良い機会になりました。

坂道アシスト

屋外のバリアとしては自販機の購入体験を行いました。
何を手伝ってほしいのか、明確になることで声もかけやすくなります。

自販機1

自販機2

さらには、前回は写真でしかお見せできなかったWHILL(次世代パーソナルモビリティWHILL)をお披露目し、
少しずつですが全員に体験をして頂きました。
WHILL

WHILL3

3時間という時間の中でギュっと詰め込んだ体験学習でしたが、時には楽しく時には真剣に取り組む姿が印象的でした。
車いすユーザーが「日常」の中に溶け込んでいくためには地域の方々のご理解ご協力が絶対に必要となりますが、
当日は一般来場者の方々にも温かく見守って頂き、興味をもってお声掛け下さる場面もありました。

ご協力頂いた皆々様、大変お世話になりました。引き続き活動へのご支援をよろしくお願い申し上げます!